子宮内膜症の腹腔鏡の手術の解説

子宮内膜症の腹腔鏡の手術の解説
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子宮内膜症の腹腔鏡手術の解説と危険性

お腹に小さな傷を3〜5か所あけて、そこから腹腔鏡や手術器具を入れます。
腹腔鏡を使うことで、お腹を大きく切らなくても、お腹の中の様子をモニターに映し出すことができるので、その画像を見ながら、手術器具を使って内膜症の部分を取り除いていく手術です。

病気の部分を取り除いたら、最後に、子宮や卵巣が入っているお腹の中を生理食塩水できれいに洗って、器具を取り出し、切開した部分を縫っておしまいになります。

このように、モニターを見ながらの作業になりるので、手術時間が長くなります。



手術時間 子宮内膜症が軽い人:2〜3時間/重い人:4〜5時間
切った部分から入れる手術器具 腹腔鏡・鉗子(先がはさみのようになった手術用の器具。病気の部分を取り除いたりするために使う) 病気の部分を焼くためのレーザー・超音波メス・高周波メス
傷の数と大きさ 手術の種類により3〜5か所。大きさは0.5〜1.5cm。


腹腔鏡手術の危険性


子宮内膜症が進行している状態だと、子宮や卵巣、直腸が癒着してひとつの塊のようになってしまうこともあります。
このような状態の場合、癒着をはがすといっても、血管、直腸、尿管などを傷つけやすいため、丁寧で繊細な作業が必要となってきます。

直腸や尿感を傷つけたり、誤って鉗子で刺してしまったらどうするの?

このような場合は、縫い合わせることで対処できる場合は縫い合わせます。
出血が多かったり、縫い合わせられる状態でないたときは、開腹手術に切り替えて手術を続けることもあります。






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